静かな街でひっそりと、旨いとんかつを揚げる。新川「美濃屋」

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地下鉄日比谷線の八丁堀駅から佃島方面へ亀島橋を渡った場所にある新川エリア。地図で見ると分かりますが、ここ新川1・2丁目は四方を川に囲まれた島になっています。江戸時代には越前福井藩藩主、松平家の屋敷があり、周囲にあったお堀が「越前堀」と呼ばれていたことから、新川の地名は、昭和40年代まで「越前堀」でした。現在はオフィスビルやマンションが立ち並んでいますが路地に入るとわりと静かな環境です。そんな歴史ある静かな街で働く皆さんに美味しいとんかつを提供しているのが美濃屋です。

お店の様子

創業は未確認ですが、店構えからは、昭和初期のような風情を感じます。お店は、老夫婦とパートさんらしき女性で切り盛りされていて、かつを揚げるのがご主人です。お店は間口が狭く奥に長い「鰻の寝床」形状で、厨房をL字に囲むカウンター席と二人掛けの小さなテーブルがいくつかあり、前後左右に気遣いながらの食事となります。行列にはなりませんがランチタイムは常に満席で、単独のリーマンが圧倒的ですが、女性のお一人様もちらほらいる勢力図です。

メニュー

実食

2名で伺い、上ろーすかつ定食と上ひれかつ定食を注文しました。昼の12時過ぎでしたが提供までの待ち時間はさほど長くなく手際の良いオペレーションでした。さて、肉の事ですが、ロース、ヒレ共に大きさ厚さのボリュームは申し分なく合格です。ロースは身と油のバランスが良く、肉汁をしっかり含み鮮度を感じます。ヒレも柔らかく豚らしい旨味のある正しい一品です。

上ろーすかつ定食

上ひれかつ定食

お店の場所

35.677078, 139.781507

まとめ

Like ★★★☆☆  食べログ「とんかつ美濃屋」

新川には茅場町や八丁堀の飲食店街には無い静けさと情緒があり、駅からは遠いですがたまに訪れたいお店です。

 

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